乱視には、大きく分けると「正乱視」と「不正乱視」があり、正乱視の中には「角膜乱視」と「水晶体乱視」があって、それぞれ原因が異なります。
「角膜乱視」は、角膜がなんらかの原因によって、本来は丸いはずのものが、ラグビーボールのような形になり、上下につぶれた状態になることをいいます。
角膜乱視の原因には、先天性のものと後天性のものがあり、先天性のものでは、遺伝によるものと、母親のお腹の中の胎児のときの状態によるものと、出産時の対処によるものの3つに分けられます。
普通、胎児は頭を下にしてお腹の中にいるので、頭蓋骨は重力によって、上下につぶれています。しかし、出産時に狭い産道を通ることで、頭蓋骨は丸く調整されると同時に、眼球も丸くなるといわれています。
ですから、帝王切開による出産の場合は、頭蓋骨を丸くする力が加わらないため、眼球も丸くなりにくいということなのです。実際に、帝王切開で出産した赤ちゃんに、角膜乱視が多く見られるそうですよ。
生まれつき角膜がゆがんでいると、網膜や視神経の発達にも影響が出てくるので、少しでも早期に発見して、適切な対処をする必要があります。
後天性のものでは、最も多いのが、近視などのために眼を細めて、眼球に力が加わり、角膜にゆがみが生じることです。
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